電磁波過敏症をご存知ですか?
家電製品・携帯電話などが普及し、便利を求める時代となっていますが、
気づかぬ所でその代償によるハイテク病が急増しています。
未然の予防こそが大切なので、身近に出来る事から考えてみましょう。
■ 電磁波過敏症とは
私達のごく身近にある、携帯電話や電化製品・高圧線・変電所などからでる電磁波に反応し、頭痛・めまい・吐き気などの症状がでることをいいます。
このアレルギーは、アメリカの医学者ウィリアム・レイ博士によって命名されました。
博士によると、最初に目・皮膚・神経に症状が現れます。そして次に、呼吸困難や動悸、めまいや吐き気などの症状が現れてきます。
また、疲労感やうつを伴う頭痛や短期的な記憶喪失、手足のしびれやまひが起こる場合もあるといわれています。
一度過敏になると、周囲では感じない微弱な電磁波でも、過敏に反応してしまうのです。
その他にも、電磁波による影響で、脳機能の低下・生殖機能の低下・ガンの発症の危険・さらに白血病を引き起こす可能性が高いといわれています。
症状が悪化すると、送電線付近・電車の中・家電製品の近く・携帯電話の使用時など、電磁波の流れる所に反応し、近づく事ができなくなるほどの障害がでます。
病気になる前兆もなく、シックハウス症候群と同様、突然発症するといわれています。
■ 各国の対応
日本では日常において電磁波に対する対策は、あまり行なわれていませんが、
スウェーデンでは、幼稚園・小学校近辺の鉄塔を移転や、電磁波過敏症患者を障害者として認定しています。
イギリスでは、16歳未満のこどもは携帯電話の使用を控えるよう勧告しています。
その他の国でも電磁波の規制を行い、大人よりも影響を受けやすい子供への配慮が行なわれています。
■ 予防策
日本では、電磁波過敏症という病気は認定されず、対策が行なわれていないからといって安心してはいられません。
今から出来る予防法は、極力発信源から離れるという事です。発信源というのは、家電製品やコンセント、ACアダプターなど電磁が流れるものです。
電磁波は距離・時間に応じて影響が大きくなる特徴があります。
蛍光灯などの照明器具からも使用の際は、頭部から離す事も良いと思います。
また、携帯電話は発信時に、電磁波が強くなりますので、相手を呼び出している間は、携帯を頭から離して使用する事も対策の一つになると思います。
使用時間もできる限り短く使用し、使用の際は、イヤホンをする対策(本体は体から離して使用)も必要だと思います。
特に気をつけなければならないのは、小さな子供や妊婦さんです。電磁波は、水に通り易いと言われています。
体内の水分量の多い子供や、母親の羊水の中で育つ胎児は、大人よりも被爆し易いのです。
これから成長していく小さな命を守れるのは、大人の日頃からの気づかいです。 体に浴びる電磁波を極力抑えてあげれる様に気をつけましょう。
数年後に発症した時からではなく、今、気づいた時からの対策が大切です。
機器が生活の一部になり、生活の利便を求められる時代だからこそ、
電磁波から距離をおく事の心掛け・不要な使用は控えるなど、上手に付き合っていく事が大切です。
「自ら守る事」を心がけをしていきましょう。
※より詳しく知りたい方は「ガウスネット」をご覧下さい。
1993年結成以来、高圧線や携帯電話などから生じる電磁波問題に取り組んでいる組織です。