今回の改修工事は、長寿命化とバリアフリー化が大きなテーマとしてありました。古い建物であるため、スロープなどは無く坂の途中にあるため、高低差と段差だらけでした。そこで、左上写真です。地下に行く階段は片側塞がれていましたが、また開通し、スロープを設けて車いすでも直接地下へ行ける形に改修しました。
左中央の写真は、地階のセンター廊下の改修前・後となります。中廊下のため暗く経年劣化も進んでいたため、内装材を全面改装し、当時の良さを残しつつ、手摺を設けて使いやすく、照明は全てLEDとし、明るい廊下へと改修しました。こうして見ると見違える程の違いがあります。
左下の写真は陶芸室と呼ばれる部屋です。こちらは昔、調理場だったようで、流し台と水道管が、あちらこちらに配置されていたため、その流し台の上にベニヤ板を敷いて台代わりに使っていたみたいです。よって、不要な備品を撤去し、こちらも全面改装し、凸凹だった床も平らに仕上げ広々とした明るい多目的室に改修しました。
函館市公民館改修工事(その②)
by master ギャラリー