厚沢部町「上里ふれあいセンター」が新聞に掲載されました。
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平成29年4月にリニューアルオープンしました「上里ふれあい交流センター」(上里温泉)が北海道新聞の夕刊に掲載されましたので、転載させて頂きます。

弊社にて設計・監理をさせて頂きました温泉と集会所を融合させた平屋建ての建築物です。厚沢部町にて従来より力を入れております「バイオマス燃料」(この施設は、木片チップを使用)を補助熱源とし、より経済的に地球にやさしいエネルギー活用にて施設を運用しております。

また、今話題の木材「CLT」(※1)を内装仕上げに採用し、木材の普及促進と共に、地場産の「カラマツ」を使用する事により、地域産業への考慮と共に親しみ深い温もりの感じられる空間の演出に配慮しました。ジェットバス・サウナ・屋根付き露天風呂等々、温泉施設に必要な設備は一通り備えてあり、当然バリアフリーにも配慮しておりますので、皆さまにも一度是非ご利用頂き、厚沢部町らしい自慢の温泉施設を堪能頂ければ、大変嬉しく思います。

※1. CLTとは、Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略で、欧州で開発された工法となります。
CLTは板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことを呼びます。
一般的によく知られている集成材は、張り合わせる板の繊維方向が並行方向に張り合わせるのに対して、CLTは、繊維方向が直交するように交互に張り合わせていきます。
CLTの特性は、直交積層のため高い寸法安定性が得られます。断熱性に優れ、板の幅や厚み、強度が集成材に対し幅広く活用できるというメリットもあります。
(引用元:CLT建築推進協議会)